ドクターヘリを運営するにあたっては、膨大な運営費がかかっていることを皆さんはご存知ですか？ ヘリの運営・管理費などは現在、国と県によって医療機関に支払われており（国と県で５割ずつ負担されています）、このことによって、患者さんの負担は救急車と同様に無料です。その額は概ね２億円です。
 患者さんの負担は“無料”と申しますと誤解を招きますので訂正する必要があります。
ドクターヘリにはドクターとナースが同乗し早期に治療が始まります。その治療費は患者さんが病院を受診されたときのようにお支払いしていただくことになります。詳しく言いますと、往診料（６５００円）、救急搬送診療料（１３０００円）、救急医療管理加算（６０００円）、などです。そのほかに実際に行なった治療や薬剤の使用にともなって治療費をいただいております。
もちろん医療保険の適応ですので、一般の方はこのうちの３割負担。７０歳以上の方は１割負担となっています。
運営費は膨大な額でも、治療費は最小限に抑え患者さんにかかる負担は少ないのがこのドクターヘリシステムの最大のメリットです。 |
