爪外来

爪外来とは

爪外来は足の親指の巻き爪・陥入爪の矯正外来です。

足の親指の爪は内側に異常に巻きこんだり、深く切りすぎると伸びてきたときに脇の肉に食い込んでしまったりすることがあります。当外来では、そのような方に対して麻酔やメスを使わずに、爪を矯正する方法を取り入れています。

治療方法

 主に使用しているのは、「VHO式矯正法」です。これは、爪の両側に専用のワイヤーを掛け、更にもう一つのワイヤーで締め上げ、両脇に掛けた2本のワイヤーを引き寄せ矯正する方法です。1~2カ月に一度ワイヤーの掛けなおしを行い、半年~1年かけて矯正していきます。

 他には、爪の白い部分の端に2か所穴を開け、専用のワイヤーを通すことで爪の先を広げる「マルチワイヤー法」、爪の表面に専用の器具を張り付けて矯正する「ポドフィックス法」があります。また、最近は「ドクター・ショール」というクリップを、爪の先に掛けて矯正する方法も取り入れています。これらを患者様の症状に合わせて使い分けています。

ワイヤー法により大抵の方が一度は矯正されますが、再発を防止するために、靴の選び方・履き方・歩き方の指導も併せて行っています。

料金について

爪外来は保険の適応になっておらず「自費診療」です。

料金は以下の通りです。

  初回(施術代+ワイヤー代)  2回目以降(施術代のみ)
VHO式 5.000+3.000  5.000
マルチワイヤー式 3.000+4.000  3.000
ポドフィックス 3.000+4.000  3.000
ドクター・ショール 5.000+3.000  3.000
爪ケア・ワイヤーはずし    450     450
へんち・鶏眼削り 1.700  1.700

 

受診の方法・対象者

爪水虫があったり、ステロイドの内服、抗がん剤の治療を行っている方は爪がやわらかくなっており、ワイヤーが爪に食い込み矯正されにくい方もいらっしゃいます。まず、当院の皮膚科もしくは形成外科を受診していただき、ワイヤー法の適応があるか診断します。

適応があるとされた方は爪外来の予約をお取りします。爪外来は完全予約制です。