セントラルキッチンさく
セントラルキッチンさくについて
佐久医療センター開院に伴い、栄養科はセントラルキッチン方式を導入しました。セントラルキッチン方式とは、1カ所で集中的に調理し、それぞれの施設へ料理を配送、お食事を提供するといったシステムです。
現在では、8施設(病院施設3ヵ所、介護老人保健施設2ヵ所、院内保育所2ヵ所、職員食堂1ヵ所)のお食事を提供しています。
施設概要
基本方針
- 昭和22年に全国に先駆けて始められた病院給食サービスの精神を受け継ぎ、
多様なニーズに適応できる給食センターへ発展させる - 地産地消を基本に地元JAとの連携を深め、安心、安全な食材の確保に努める
- 災害時の広域医療対応に貢献できる施設として整備をする
業務概要
- 生産食数/日:約2650食
- スタッフ数(2017年4月1日現在)
管理栄養士 1名 栄養士 8名 調理師 5名 調理助手 49名 アルバイト 29名 合計 92名
①入室準備室
入室の際には、入室準備室で手洗いをし、身だしなみを整え、エアーシャワー室でホコリや異物を除去してから入室します。
②食品保管庫・冷蔵庫
入荷された食材は、汚染度によって5つの冷蔵庫、冷凍庫に分けて収納します。温度管理も徹底して行なっています。
③各処理室
入荷された食材は、各処理室に分けて処理されます。
④加熱・冷却室
各処理を経て、加熱室で加熱調理します。細菌の増殖する温度帯を素早く通過するため、加熱後の料理は冷却室へ運ばれ、冷却機によって急速に冷却されます。
⑤料理仕分け室・配送エリア
・料理は冷却終了後、仕分け室にて、各施設に仕分けられます。仕分け室の部屋温度は10℃に設定されており、料理の温度上昇を抑えています。
・配送エリアは、ドックシェルターとなっています。ドックシェルターとは、トラックの荷台と搬入口の隙間を埋める装置のことで、害虫の侵入を防いでいます。
安心・安全なお食事
①HACCPによる衛生管理
セントラルキッチンさくは厚生労働大臣・農林水産大臣の認定する高度化基準に適合し、施設認定を受けております。
②温度監視システムの導入
温度監視システムとは、食品の安全性を維持する為、24時間自動で、各部屋、各冷蔵庫、各冷凍庫の温度を計測して記録し、監視、管理するシステムのことです。万が一トラブルが起きた場合には、管理者へ自動で連絡が送られます。
③ニュークックチルシステムの導入
佐久医療センター開院に伴い、ニュークックチルシステムを導入しました。ニュークックチルシステムとは、加熱後の料理を急速冷却し、器に盛り付けてから、お膳にセット、「再加熱カート」という専用カ-トで再度加熱し、提供するといったシステムです。佐久医療センターでは、再加熱カートを導入しておりますが、以前より温かいお食事は温かく、冷たいお食事は冷たいまま提供することが可能になりました。
お食事について
入院中のお食事は治療の一環として提供されるものと、私たちは考えています。管理栄養士が患者様の病状を把握し、献立作成を行う栄養士、調理師と連携し患者様に適したお食事を提供しています。
入院中のお食事は、大きく分けると「一般食」と「治療食」があります。
一般食とは、特別な制限の無い普通のお食事です。治療食とは字のごとく病気の治療に必要な特別な制限のあるお食事です。患者様の病状に応じて提供しておりますので、内容によっては食べにくい場合もあるかもしれません。そのような際は、対応いたしますので気軽に管理栄養士にお知らせください。
セントラルキッチンの取り組みについて
行事食・お楽しみメニューについて
月に1度行事食、お楽しみメニューの提供をしています。
小海分院人間ドック食について
小海分院の日帰りドックのお食事も、2015年4月より提供させていただいています。
メインは、スープカレー、信州サーモンの南蛮漬けからお選びいただけます。
人参ドレッシングは、小海産の人参ジュースを使用したオリジナルドレッシングです。
レシピ紹介(料理名をクリックするとレシピが表示されます)
小海分院人間ドック食のなかからレシピをご紹介いたします。
視察・見学の申込みについて
見学時間 |
①11:00~15:00 |
見学可能人数 |
5名~20名 (20名を超える際は、ご相談ください) |
見学内容 |
①の場合 |
料金 | ①2,160円 ②1.080円 |
備考 |
・見学には、検便結果が必要になりますので予めご用意ください。 |