一年間の実績

 佐久病院の日帰り手術センターが平成18年4月から19年3月末までに同センターを通して行った手術件数は、外科 眼科 形成外科 歯科口腔外科 泌尿器科などで総計1930件に及び、対象となった疾患数は約50種類になります。

手術手技の開発(内視鏡の進歩 医療材料の進歩など)や麻酔薬の改良などの医療技術の進歩により侵襲の少ない手術が可能になり、これまで長期の入院が必要だった治療が日帰りや2~3日の入院で済むようになりました。

佐久病院の日帰り手術センターは、健康な患者さんを対象に平成11年5月に開設しました。受付、患者家族の待合室、手術室3つ、11ベッドを有する回復室よりなるセンターは独立した施設としてスタートしました。手術は各科の専門の主治医が担当しますが、術前の検査、説明の段階から術当日の管理、退院後のケアまでセンター専属の看護婦(ケアコーディネーター)が対応します。

実際にセンターで行なわれている疾患で多いものは成人そけいヘルニア、皮膚腫瘍、白内障、小児そけいヘルニア、親知らず複数抜歯、心臓カテーテル検査、母斑、乳腺腫瘍、腎尿管結石症などです(グラフ参照)。また数は少ないが手掌多汗症、陥入爪、腋臭症、顎関節鏡手術、内シャント造設(透析)、包茎などの手術も日帰りや短期入院手術の対象となっています。

現在は肛門疾患(痔核etc)、胃大腸の早期癌やポリープに対する内視鏡的治療、前立腺生検やレーザ治療、自然気胸、喉頭ポリープなども新たに対象となっています。

平成18年4月~19年3月末の手術件数