院長のご挨拶

院長顔写真

 佐久総合病院は地域医療の実践を看板にかかげ、60有余年、長野県の南佐久を拠点に医療・保健活動を展開して参りました。佐久総合病院の医療活動は、昭和20年3月当地を踏まれた故若月俊一先生が、その生涯にわたる実践を通じて形作られたものです。

 私ども佐久病院の職員はその魂を受け継ぎ、皆様の健康と命を守ることを役割として日々の活動に邁進して参りました。さらに地域づくりにも参画すると同時に、国際保健医療への貢献をも視野に、活動を進めて参ります。

 現在当院は、臨床研修指定病院、災害拠点病院、救命救急センター、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、心臓疾患基幹病院、第二種感染症指定医療機関、老人性認知症センター、へき地医療拠点病院、等の指定を受けております。

 地域の皆様の期待に応え、病院の役割を十分に果たすためにも、焦眉となっております病院の分割再構築を、地域の医療機関および自治体の皆様との緊密な連携の許に、地域完結型の医療体制実現に向けて進めて参ります。

 末筆でございますが、本年3月に東日本を襲った大震災で犠牲となられました方々に対しまして、心より哀悼の意を表するものです。同時に、被災地の復興に向け、これまで同様、医療機関としてできる限りの支援活動を継続して参る所存でございます。

2011年4月

病院長 伊澤 敏