佐久総合病院歌
作詞者のことば
組合大会の時、いつも「団結のうた」が歌われますが、何となくあれだけじゃもの足りない気持ちがします。かといって「佐久病院音頭」というわけにもいかない。
何か、皆が「むりなく」口ずさめるような佐久病院の歌はないものか。会合の時だけでなく、川辺を散歩する時にも口ずさめるような・・。組合意識の高い人だけでなく、学院の生徒さんにも歌ってもらえるような、甘いけれども何となく佐久病院のシンが通っているような・・、そういう歌がほしい。そう思いながら、いつか数年が過ぎてしまいました。
作曲者のことば
院長先生から作曲をたのまれて、さて一体どのような曲に仕上げたらよいか、大変困りました。
労働歌のような激しい勇ましい調子でなく、そうかといって、寮歌的なセンチメンタリズムに陥らず、適当に甘くて、しかも力強さも失なわずに、ということで結局このような曲になりました。いささか甘くなりすぎた点もないではなく、血気さかんな若い諸君にはちょっともの足りないかもしれませんが、どうぞ大きな声で元気よく歌って下さい。
(佐久病院従組ニュース第10号 昭和35年7月より抜粋)