検体検査部門:血清

血清部門とは

血清部門では主に患者さんから採血した血液を使い、感染症の検査、婦人科の検査、血中薬物濃度の測定を行っています。

検査の紹介

感染症検査

主に感染症検査を行っている機械です。富士レビオ:ルミパルスPrestoⅡ

肝炎の検査:B型肝炎(HBs-Ag, HBs-Ab, HBe-Ag, HB-eAb, HBc-Ab)、C型肝炎(HCV-Ab)。
梅毒の検査:TP-Ab, RPR。 その他:HIV、HTLV-1、トキソプラズマなど。

婦人科の検査

検査風景。婦人科の検査は手作業で行っています。

妊娠の判定:ヒト絨毛性ゴナドトロピン。
妊娠の状態を調べる検査:HPL(胎盤機能検査)、エストロゲン(胎児機能検査)。
妊娠の状態を調べる検査を行っています。
☆妊娠、出産は時には命を落とすこともある危険な行事です。安全に出産を行うためには、きちんと検査をして母親と胎児の状態を把握することが大切です。

血中薬物濃度測定

血中薬物濃度を測定する機械です。

抗てんかん薬:バルプロ酸、フェニトイン、フェノバルビタール、カルバマゼピンなど。
抗菌薬:バンコマイシン。
喘息薬:テオフィリン。
免疫抑制剤:シクロスポリン、タクロリムス。
☆薬物の中には副作用が強かったり、人によって適切な量が違っているなど、投与量の微調整が必要なものがあります。このような薬を使う際などに血中薬物濃度を測定することで安全に、また効果的に薬物治療を行うことができます。