時枝俊江監督 没後一周年記念 映画会

記念映画会のお知らせ

佐久総合病院の農村地域医療活動にカメラを向け続けた旧岩波映画 時枝監督は、2012年1月26日に肺がんのため佐久総合病院で逝去しました。
それから1年余を経過した今年、その業績をしのんで記念映画会を催しました。

当日は一般の方、職員を含め、200名近くの方がご来場いただき3つの作品をご覧いただきました。

日時:2013年2月23日(土) 午後2時~

開場:午後1時30分

場所:佐久総合病院 教育ホールA(無料)

主催:佐久総合病院 佐久総合病院労働組合 佐久総合病院映画部 農村医療の映像記録保存会

協力:坂口 康(元 岩波映画) 佐々木都(友人) 武川千鶴(友人)

上映映画

1.『光った水 とろうよ ~幼児の知的好奇心をさぐる~』 (22分)

 子どもの初期教育において、子どもがまわりの世界にどのような目を向け、何を発見するだろうか
 子どもの知的好奇心を育てるための小さな契機を発見し、それを発展させていくためには、教師の敏感な感受性と適切なコミュニケーションが何より大切であることを、幼稚園教育の現場で実証した傑作である。文科省指定教材シリーズ

   撮影:八木義順   録音:佐久間俊夫   ナレーター:伊藤惣一 (1979年制作)

 

2.『ぶんきょう ゆかりの文人たち ~観潮楼をめぐって~』 (38年)

 東京文京区にある観潮楼跡(森鴎外記念館)を舞台に、明治・大正の日本近代文学の揺籃期に、さまざまな文人学者がどのような「知」の交流をくりひろげたかを豊富な資料で再構成した文化史映画である。
 この映画は文京区教育委員会が、強度の歴史を斬新な視点から捉えた5本シリーズの1本として多くのノンフィクション映画賞を受賞したものである。

   撮影:八木義順   録音:佐久間俊夫   ナレーター:伊藤惣一 (1988年制作)

 

3.『農民とともに ~地域医療にとりくみ50年~』 (42分)

 長野県厚生連 佐久総合病院が誕生し、若月俊一元院長を中心に半世紀にわたって農村医療の先駆的役割を推進してきた歴史を総合的に俯瞰して、病院が遭遇したそのときどきのp課題を振り返る。病院が初期の活動を記録した映像が改めて地域医療の原点を想起させる。
 時枝さんが佐久総合病院をテーマに制作した5本の作品の1本である。

  撮影:小林 茂   録音:鈴木彰二   ナレーター:伊藤惣一 (1995年制作)