専門看護師からのメッセージ

専門看護師からのメッセージ

小児看護専門看護師(小児看護CNS) 

加賀田 真寿美

小児看護専門看護師(小児看護CNS) 加賀田真寿美

 小児看護専門看護師は、お子さまやご家族が健やかに成長し発達していけるよう、さまざまな職種と協力して「子どもにとって最もよいこと」を考慮した看護を提供し、看護の質を高めるための活動を行います。
 看護ケアを必要としている子どもは、医療施設にとどまらず在宅や施設、学校などさまざまな場に及んでいます。専門看護師の活動を通して、地域の子どもたちにも必要な看護が提供できるよう取り組んでいきます。
 看護師として出会った子どもたちは、私に大きな学びを与えてくれました。病気とともに生きること、残された時間を精一杯生きる子どもたち、その一人ひとりから学んだことを忘れずに、子どもたちの言葉にならない思いを受け止め、困難や苦痛を乗り越えるための理解を助け、その子のもつ力を引き出せるような看護をしていきたいと思っています。
 さらに、子どもと家族、さまざまな職種と協働しながら入院という点での関わりでなく、その後の生活にも視点をおき、点から線へとつながる支援をしたいと思っています。

認定看護師からのメッセージ

緊急認定看護師 

ICU勤務 岩崎弘子

 2006年7月救急看護認定看護師を取得しました。
現在ICUで勤務しており、県内各地域からの救急出動要請に空路対応する、ドクターヘリのフライトナースとして現場にも出ています。院内ではAED講習会など教育的な活動をしています。
 まだまだかけ出し中ですが、毎日充実して過ごしています。救急医療向上の役割を保たせるように頑張っています。

緩和ケアを学んで 

緩和ケア認定看護師 山崎友恵

 2007年度緩和ケア認定看護師資格を取得しました。現在は緩和ケアチームの兼任をさせていただいていますが、主な活動は所属病棟でのものが中心です。緩和ケアを学んで得た事を日々の看護を通して少しずつでも伝えていくのが目標です。まだまだ勉強中ではありますが、みなさんと成長していきたいと思っています。

がん化学療法看護に魅せられて

がん化学療法看護認定看護師 笹崎まき枝

がん化学療法看護認定看護師 笹崎まき枝

 化学療法は身体的・精神的・社会的にも苦痛を伴うことが多い治療法です。患者さんが安全に化学療法を受けるすことができるように、治療による副作用症状のマネジメントを行い、患者さんがセルフケアを実践できるようにお手伝いします。また、患者さんとご家族を含めた支援、個別的な看護の提供を目指しております。
看護師などの医療スタッフへ化学療法に関する相談を受けたりアドバイスしたり、自ら実践モデルとなって活動していきたいと思っております。

がん性疼痛のトータルケアを目指して

がん性疼痛看護認定看護師 大塚菜美

がん性疼痛看護認定看護師 木榑菜美

*がん性疼痛看護認定看護師って何する人?* 主には・・・
・がん性疼痛を有する患者・家族への全人的ケア(身体的・社会的・精神的・スピリチュアルな側面)
・がん性疼痛に用いる薬剤と薬理作用について理解し、それらを適切に使用し、効果を評価することです。
*がん性疼痛を有する患者・家族に対する悩みや困っていることなどがありましたら、いつでも連絡下さい。私も皆さんの悩んでいる、困っていることなどを通し学んでいきたいと思っています。

感染対策は勝利なき長期ゲリラ戦

感染管理認定看護師 土屋留美

 ICUに勤務していたときにリンクナースを引継ぎ活動しはじめました。最初は「リンクナース?」「感染管理?」にはまったく興味はなく、病棟の代表として委員会に参加していました。院外研修に参加するようになると感染管理とは奥が深い…と興味を持つようになりました。その頃認定看護師制度について知り、感染管理認定看護師教育課程にて教育を受け認定看護師を取得しました。

訪問看護認定看護師として

地域ケア科 上原晴美

地域ケア科 上原晴美

 2007年10月から半年間、訪問看護認定看護師教育を受けました。 訪問看護認定看護師とは、地域で暮らす人々が疾病や障害があってもQOLを満たした生活が主体的に継続できることをめざし、地域で支える看護実践の専門家・指導者として、訪問看護等在宅ケアの質向上及び推進を図る看護師です。

集中ケア認定看護師として

ICU 北岡宏太

ICU 北岡宏太

 生命現象の危機的状態にある患者様、およびご家族の反応に対処する看護で、呼吸・循環など重大な機能障害があり、生命維持管理装置を必要とする患者様の回復を支援することです。また術後や何らかの原因で重篤な状態に陥った患者様が、一日でも早く社会復帰できるように専門的な知識と技術を用いて支援します。

スタートラインに立つ

皮膚・排泄ケア認定看護師 中島文香

皮膚・排泄ケア認定看護師 中島文香

 今の私をつくってくれた出会いは、就職1年目にありました。それは、衝撃的なストーマとの出会いでした。ストーマを見たことのなかった私はストーマを見て足が震え、平静を装うのが精一杯でした。その後、病室から先輩に引きずられながら勤務室に戻ったことを今でも鮮明に覚えています。そして、その後のストーマ保有者の方との関りによって、皮膚・排泄ケア認定看護師を目指すようになりました。

認知小看護認定看護師として

美里分院看護師 三石理恵

美里分院看護師 三石理恵

 認知症治療病棟で働く中で、「認知症看護とは何だろう」「私は認知症患者に対して何ができるのか」そんな思いを抱き、認知症看護認定看護師を目指しました。
 役割として認知症者に出現する症状をアセスメントし、周辺症状の予防、緩和を目指すことや、言語理解や発語能力が低下する認知症者の意思表出能力を補い、人権を擁護すること等があります。
 認知症の周辺症状は、生活歴、性格、そして環境など様々な要因から出現します。それは、一人一人の症状の原因は異なり、対応は千差万別、その方に合った看護を見出していくことは容易ではないことを示していると思います。認知症者を深く知り、その方の発するメッセージに気づくことが認知症看護の第一歩だと思っています。
 知識、経験共にまだまだ未熟ですが、皆さんと共に認知症看護・ケアを行い、学んでいきたいと思っています。現在美里分院に勤めています。認知症者が生活を営む様々な場所へ伺わせていただきたいと思います。気軽に声をかけて下さい。

小児救急看護認定看護師として

総合診療科看護師 篠原希恵

総合診療科看護師 篠原希恵

 私は数年前まで、ずっと小児看護に携わっていこうとは思っていませんでした。当院の集中治療室に就職し、可能であれば集中ケアに携わっていきたいと考えていました。しかし、看護を続けるうちに集中治療室へ、1年に1名か2名入室する子どもに対して適切なケアができているのか悩み、小児看護を学ぼうと考え、当院の小児科病棟へ異動しました。
 私は小児科移動後、多くの事を学び、大切な出会いをしました。尊敬する医師、婦長、信頼できる同僚。そして、多くの事を教えてくれた子どもとその家族。そんな出会いがあったから、私は小児救急看護認定看護師になろうと思ったのです。
 小児救急看護認定看護師の役割は多く、家庭での初期対応指導から、救命救急技術を要することまで様々です。地域のすべての子ども達が、健やかに成長発達できるお手伝いができたらと考えております。まだまだ、勉強中ですが頑張ります。

手術看護認定看護師として

中央手術室看護師 小木曽ゆか

中央手術室看護師 小木曽ゆか

 2009年6月に手術看護認定看護師を取得しました。
認定看護師を目指した動機は、プリセプター・臨床指導者として指導する立場となり、指導するにあたり根拠に基づいた専門的な知識と教育的指導を担うに必要な知識を得たいと考えたからです。
 教育センターではグループで課題に取り組むことも多く、チームで行なうことで質の高いものが生まれる事を実感しました。また挫折しそうになることもありましたが、認定の仲間・先輩後輩・医師など多くの人に助けられ、周りの方々に支えられてきたことを改めて感じました。
 手術看護認定看護師は、周術期を通して継続された看護の提供をすることが役割の一つです。周術期患者の全経過を総合的に理解し、手術看護の質の向上と、医療チームにおける調整役として連携を図れたらと考えています。
認定看護師は「実践・指導・相談」が定義されています。それは認定看護師でなくても行えている人は多く、また認定になったからできることでもないと思います。今後も多くの人と関わり学ぶ中で、確実なものを身につけていきたいと思っています。
 周術期の看護について何かありましたら声をお掛けください。一緒に考えていきたいと思っています。

医師リンパドレナーセラピスト

小林 奈緒

小林 奈緒

◆リンパ浮腫とは…
主に外科手術によるリンパ管の切除や放射線の治療の治療後やがんのリンパ節転移によって、リンパ液の流れが滞る事で起こる浮腫(むくみ)です。
症状としては、手や足などがむくみ、重圧感やだるさ、疲れやすさなどがみられ、生活の質が低下するなど様々な問題があります。

◆リンパ浮腫外来では…
リンパ浮腫外来では、浮腫でお悩みの患者様に対して、フェルディ式複合的理学療法(セルフケア・医療徒手リンパドレナージ・圧迫療法・運動療法)を用いて、リンパ浮腫を改善できるようお手伝いをさせて頂きます。
リンパ浮腫は発症すると完全に治すことは難しいですが、上手な付き合い方をすることで悪化を防ぎ、浮腫を軽減することができます。正しいケア方法を習得して頂き、ご自分でセルフケアが出来る事を目的としています。

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