看護師からのメッセージ

3階東病棟 K. N. (2年目)

3階東病棟 K. N. (2年目)

 産科病棟には東信地区のハイリスク妊産婦が多く入院し、そして多くの分娩を取り扱っています。現在は、自分の目指す助産師になれるよう、多くの経験を積んでいる真最中です。分娩はとても緊張しますが、元気な産声をあげる赤ちゃんを幸せそうな表情で見つめながら抱くお母さんの姿を見ると、私も顔がほころびホッとします。日々の業務の中で、自分の未熟さを痛感し悩む事もありますが、先生方そして先輩方が優しく指導して下さり、周産期看護を深めたい私には恵まれた環境だと思います。

I C U病棟 U. N. (2年目)

I C U病棟  U. N. (2年目)

 佐久病院に入職して一年、新卒でICUに配属され、知らなければならない知識から、習得しなければならない技術まで、目の前にある症状や治療のことに必死に取り組んできたように思います。その分、意識のない患者さんの思いや家族の不安など、目の前の疾患を取り巻く周りの環境に、気付くことができなかったことも多くありました。今年二年目を迎えるにあたり、重症集中ケアや救命だからこそ顕在する看護、家族ケアに目を向け、日々の仕事に自分の色を出して生きたいと思っています。

4階東病棟 K. U. (3年目)

4階東病棟  K. U. (3年目)

 私は、佐久総合病院に就職して今年で3年目を向かえました。まだまだ知識と技術不足ですが、院内と病棟でそれぞれ集合教育や勉強会が充実しており専門性を学べる環境が整っているため、知識と技術向上を目指し不安なく働ける環境だと思いました。
 プライマリーナーシングで一対一の関係のため患者様の声が聞きやすく状態も把握でき個別性の看護が継続的に行なえてとても満足感があります。
 佐久総合病院では、ドクターヘリで急性期の患者様の搬送や在宅治療、また健康管理部では健康の維持増進・疾病予防のため地域に出向き健康診断を行うなど幅広く地域医療を行なっています。
 私は、文化活動に入っていませんが、文化活動も活発で、コーラス部では七夕やクリスマス会で多目的ホールに行かれない患者様のために病棟で合唱してくれるため患者様はとても喜んでくれます。他にも病院際などの行事や色々な文化活動があるため楽しく仕事ができます。
 現在は、男性看護師も年々増えており、患者様からの受け入れや病棟内の雰囲気も良いため働きやすく充実した日々を送っています。

地域健康管理課・保健師 T. T. (3年目)

地域健康管理課・保健師  T. T. (3年目)

私の働いている職場は、『長野県厚生連健康管理センター』と『佐久病院の健康管理科』という2つの顔を持っています。健診や保健指導、住民の方に保健・医療・福祉について学んで頂く『佐久地域保健福祉大学』の企画や運営、健康まつりへの参加など地域の方と密に関わって行うものもあり、仕事内容は多岐に渡っています。20年度からは特定保健指導が始まり、保健指導の機会が増え、保健師として、とてもやりがいを感じています。
 佐久病院は、『予防は治療に勝る』という考えの下、住民や行政の方たちと共に予防活動を行ってきた経過があります。様々な場面において今まで歩んできた道を耳にする度に、先輩方から受け継いできたものが大きく、ここで健康管理に携わるものとしての責任を感じます。今まで築き上げてきたものを絶やさぬよう、そして移りゆく時代の中で時代に合ったより良いものにできるよう、これからも頑張っていきたいと思います。

成人病棟4階 S. S.

 北に浅間山、正面に荒船山、千曲川を眼下に望めるという恵まれた環境で、整形外科病棟看護師として、季節の移り変わりを感じながら毎日手術・検査と忙しいなかでもたくさんの方たちに支えられ充実した日を過ごしています。
 整形外科では、看護・治療・リハビリも特有なものが多く、鋼線牽引という治療では、病室内で響くドリル音に介助する側も、思わず手に汗握りしめてしまいます。そんな凄まじい音の中でタオルを握り、一生懸命耐える患者さんに、もう少しで終わりだから頑張ってと声をかけるしかありません。普段皆さんは自然に寝返りをしていると思うのですが、それをやってはいけないとなると、どうやって体を清潔にしていこうと思いますか?
整形外科の安静度では骨折部位によって、ベッドアップ30度・側臥位禁止などとドクターからの指示があります。安静が治療となる患者さんは動きたいのに動けない、または動かせないというジレンマを抱えそんな患者さんのストレスは計り知れないものだと感じます。
 看護する側として特に私は腕の力の見せ所です。「1 2 3!!」を合図に何人かで患者さんを待ち上げ、ひとりは体の下に手を伸ばし拭くと同時に背中にもぐりこんで観察もします。必然と体を持ち上げる係りとなる私に患者さんは「よく来てくれた」と言わんばかりに体を預けてくれます。でも、ここでの信頼感は私にとっては心地の良いものです。もちろん私だけではなく病棟にはたくましい看護師が何人といるのでご安心を。
 体力勝負なところもありますが、首・腰と長時間の大手術後の患者さんがいる時は特に、夜勤中は気が抜けず、緊張したまま朝を迎え目の下に大きなクマをつくり帰ります。
 毎日のように頭の上を飛んでいくドクターヘリ「今日は、登山日和ですね・・・。」の一言に勤務室は、緊張の空気が走ります。帰ってきたドクターヘリの音に思わずビクビクしてしまうのは、言うまでもありません。
 そんな大変な中でも、看護師としてのやりがいを感じながら働けているのは、患者さんの笑顔と頑張りをみているとからだと思います。
 昨日まで元気に働いていた人、普通に暮らしていた人がある時突然の事故、または転倒。入院する患者さんの中には元の生活に戻るのは難しい患者さんもいます。  手術をして治したから終わりではなく、整形外科看護師として患者さんの持っている力がどうやってこれから活かしてけるのか考えながらケアをしています。
 最近では遠方より運ばれてくる患者さんも多く、退院調整など他職種との連携を密にとっていかなくてはなりません。患者さんが退院後に望む生活に少しでも戻れるよう応えていきたいと思い、これからも日々努力してきたいと思います。

研修は病院が全面的にバックアップしています

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