PETコースは佐久医療センターでのみ受けることが可能です。
PETコースのご案内
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PET/CT検査について
PET 検査は、一度の検査でほぼ全身を撮影しチェックすることができるため、がんの病期診断(がんの進行度)や転移、再発の診断など、総合的な診断に威力を発揮します。また、薬剤を注射して約1時間安静にした後、横になって20分ほど撮影するだけなので苦痛や検査薬の副作用がほとんどなく、短時間で検査は終了いたします。 使用する薬剤(FDG)は、これまで副作用はほとんど報告されていません。放射能量も人体に影響のない少量です。被ばくについて知りたい方はこちらをクリック
PET/CT検査が優れている点
PET/CT装置は、従来のCT・MRIなどでは発見が難しかったがんも見つけられる場合が多くなります。
全身を一度に画像診断できます。 病期診断、転移、再発の診断に有効です。 専門医が診断いたします。
PETとCTの一体型装置により約20~30分で検査は終了します。 受付から検査終了までは、2時間30分程度でお帰りいただけます。
PET検査でがんの診断ができるしくみ
がん細胞は一般に正常細胞よりも多くのブドウ糖を取り込む性質(正常細胞の3~8倍)があります。病院内でブドウ糖に放射性核種(18F)を結合した薬剤(FDG)を製造します。この放射性核種は、がんの位置を知らせる発信機の役割を果たします。静脈から薬剤を注射し、全身に行き渡らせます。がん細胞はブドウ糖と同じように薬剤をたくさん取り込みます。がん細胞が摂取した薬剤から出る放射線をPETが検知して画像化することで、がんの有無や位置がわかります。
PET/CT検査の弱点
PETで数mmの小さながんは正しく診断できません。
FDGは炎症などがん以外の病巣にも集積します。
このためPETで異常があった場合、確定診断のために、さらに他の検査が必要になることがあります。
FDG-PET検査が不得意ながん
脳腫瘍・胃がん/正常な組織もFDGをたくさん摂取してしまうため
尿路系の腫瘍(腎・膀胱・前立腺がん)/FDGが尿の中に排泄されるため
原発性肝がん/ブドウ糖の代謝が通常のがんと異なるため
微小ながん/体積が小さく機械の性能の限界のため
検査を受けていただく前日からのお願い
検査前日
暴飲暴食はお控えください。
検査前日と当日は激しい運動や長時間の歩行・重労働はしないようにしてください
検査当日
午前中の検査を予約されている方は、朝食は摂らないで来院してください。午後の検査の方は、朝食を検査予約時間の6時間前までに軽く済ませてください。以後は水やお茶などの飲み物は飲めますが、それ以外は飲食しないでください。検査前に糖分を摂取すると正確なPET検査ができなくなります。
特にスポーツ飲料、栄養ドリンク、ジュース、牛乳、飴やガムなどにご注意ください。
※糖尿病の治療を行っている方、ステロイド(プレドニン等)を服用している方は事前に主治医へご相談ください。
※高血圧や心臓病のお薬は通常通り内服してください。
佐久医療センターに来院したら
1.検査終了までスタッフがご案内いたします
問診 スタッフが問診と検査の説明を行ないます
更衣 検査着に着替えていただきます
計測 身長と体重を測定しBMIを算出します
2.PET検査室に移動します
採血 採血を行います
薬剤の注射 血糖値を測定し、FDGを静脈注射します
安静 薬剤を全身にいきわたらせるため、約1時間安静にしていただきます
トイレ 検査前に膀胱内に残っている薬剤を排泄します
PET/CT撮影 20〜30分程度で終了します
休憩 撮影後20~30分ほど休憩していただきます
3.検査終了となりますので、高機能診断センターの受付にお戻りください
撮影には通常約20分かかりますので、痛みなどで仰向けが困難な方はお知らせください。
車いす、ストレッチャーが必要な方は事前にお知らせください。
受付から検査終了まで、通常は約3時間ですが、必要に応じて撮影を追加する場合があります。当日は余裕をもっておいでください。
検査後当日は乳児や妊婦との長時間の接触をできるだけ控えてください。
1週間以内にバリウム検査をされた場合はご相談ください。検査結果に影響する場合があります。
PET/CTがん検診の料金
一般
108,900円(税込)
長野県内JA組合員
92,565円(税込)
佐久総合病院人間ドック後2ヵ月以内の申し込み
一般ドック割
92,400円(税込)
長野県内JA組合員ドック割
76,065円(税込)