IGBT
画像誘導小線源治療
小線源治療室
小線源治療は線量集中性に優れた照射方法です。特に子宮頸癌の場合、局所制御を目指す上で大きな役割を果たしています。子宮頸癌に対する腔内照射では、従 来から正側2方向のX線撮影に基づく2次元治療計画が行われて来ました。これに対し、MRIやCTなどを用いた3次元治療計画に基づき小線源治療を行うの が3D Image-guided brachytherapy (IGBT)です。
本邦では1987年に中野(現群馬大学教授)らによって、アプリケータ装着状態で撮像されたMRI画像と線量分布図の合成が報告されました。近年では、巨 大不整形腫瘍に対する局所制御の向上を図るために、腔内照射と組織内照射を併用した新規小線源治療法の有用性も報告されています。
当センターでは、On rail CTを用いた同一寝台により、IGBTに対応した小線源治療装置を備えています。全国でも10施設程度のみの、最先端の設備となっています。
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