院長からのごあいさつ

佐久医療センターは、佐久総合病院グループの中で急性期と高度専門医療を担う紹介型の病院として2014（平成26）年3月に開院しました。

医療が病院完結型から地域完結型へ大きくシフトしていくなかで、当院は地域住民の皆さまと近隣医療機関のご理解とご協力のもと、紹介患者さんを中心とした診療を進め、2015（平成27）年に地域医療支援病院の承認を受けました。2019（令和元）年には院内に訪問看護ステーション移行期支援サテライトを開設し、入院と在宅の円滑な連携体制を充実させました。今後も地域完結型医療の発展に寄与していきたいと考えています。当院はまた救命救急センター、災害拠点病院、地域周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院などの指定を受け、その他多くの高度専門医療の認定施設でもあります。地域の皆様に高度専門医療を提供できるような体制維持とさらなる発展に努めます。

当院敷地内の「いきいきの森」には開院時に地域の皆さまと植樹した木々と100本を超す桜があり四季折々の姿を楽しませてくれ、一般の方のお花見や散歩コースとして定着しています。これは佐久医療センターが地域に開かれた病院であることの象徴です。佐久総合病院グループの原点である「農民とともに」の精神を継承し、地域における当院の役割を果たしてまいります。