検体検査部門・輸血
輸血は、血液疾患や抗ガン剤の副作用等で血液を作ることができない患者様、手術やケガ等で出血している患者様の命をつなぐための有効な治療です。
献血者から血液を頂いて実施される輸血療法は、その善意に報いるためにも安全・適正に行われるだけでなく、無駄にならない配慮も重要と考えられます。
輸血業務
安全で適正な輸血療法ができるように、以下のことを行っています
・ 輸血検査として、血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験(患者さんの血液と輸血する血液が適合するかどうかの検査)などを行っています。
・ 万一、輸血後に副作用が出現した場合に備えて、輸血用血液や患者さん血液の一部を保管して対応しています。
・ また、万一の輸血後ウイルス感染に対して、『生物由来製品感染等被害救済制度』の適応が受けられるように、輸血前後のウイルス感染症検査の実施状況をチェックしています。
・ 輸血事故を防止するために、院内の輸血実施手順を定めて遵守状況を見守っています。
・ 血液センターから届けられた血液製剤が輸血されるまでの品質管理を行っています。