RI検査部門
PET CT
サイクロトロン CYPRIS HM12
サイクロトロンとはPET/CT検査で使用する放射性薬剤を製造する際に使用される装置です。
当装置は、陽子あるいは重陽子を加速するもので、短半減期の放射性同位元素(18F)を製造します。合成装置によってPET用薬剤である18F-FDGを製造します。
SPECT CT
核医学検査は、人体臓器のさまざまな機能と代謝を画像として定量数値化し形態画像のみならず機能情報を提供する検査です。 ガンマ線という放射線を放出する放射線同位元素を含んだ薬(放射性医薬品)を注射や吸入などによって体の中に入れ、臓器の病変部に取り込まれた薬から、放出される微量のガンマ線を体外から核医学診断装置(ガンマカメラ)でとらえて、放射性医薬品の分布状態を調べます。
当院が使用するシーメンス社製Symbia T 6は、角度可変型2検出機のガンマカメラと診断用マルチスライスCTを融合したSPECT/CT装置です。
従来のコリメーターの他に当院では心臓専用コリメーター(Smart zoom)を用いています。これにより心臓撮影時間の大幅な短縮ができ、検査による負担を軽減していますCT装置を用いた、吸収補正機能はもちろんですが、腫瘍、脳神経、そして心臓分野などの核医学画像診断に、SPECT・CTを組み合わせることにより高い威力を発揮します。
また、組み合わされているCT装置も最新のものであることから、CTの撮影時間の短縮および高い画質を提供します。
骨シンチグラフィ
骨の状態を調べる検査です。 X線検査が骨の形を見るのに適しているのに比べて、この検査では骨の形には変化がみられない病変や骨折などを写し出す事が出来ます。