小児科

特色

 保健予防活動、急性感染症、脱水症などのポピュラーな疾患から、自閉症、AD/HD、心身症、難治性喘息、内分泌疾患などの専門的な診療が必要な疾患まで対応しています。小児救急外来は、2008年4月1日よりオンコール体制になりました。

診療内容(外来)

 一般外来は原則として午前中に診察が行われ、新生児から思春期を過ぎる頃までいろいろな疾患の患者さんが受診しています。1学期には学校健診で肥満、高コレステロール血症、検尿異常、心臓検診異常などを指摘された人が集中して受診します(特に第2、4土曜日)。
夏休みなどの長期休みの時には、低身長の精査を希望して受診する人が増えます。できるだけ外来で検査を行い、必要に応じて2泊3日で成長ホルモンの分泌刺激試験を行っています。最近では心身症の患者さんが増加してきました。専門的な対応が必要と判断される人には、児童精神科医による児童精神外来が火曜日(午前、午後、要予約)と木曜日(午前、要予約)に開かれています。自閉症などの患者様に充分な対応ができるように、2000年4月より発達外来を開き、小児科医、児童精神科医、臨床心理士、小児言語療法士などが協力して家庭、保育園、幼稚園、学校などでの生活支援ができるような体制をとり始めました。
 予防接種外来は予約で月、火の午後に行っています。任意接種や、海外へ移住する人の予防接種も行っています。
 救急外来は、2008年4月1日よりオンコール体制になりました。

診療内容(入院)

 新生児については30週以後の低出生体重児に対応しています。新生児の入院は年間約180名です。当院での分娩数の増加とともに、新生児の入院数も増加傾向にあります。入院については急性疾患から慢性疾患まで、年間約800名の入院があり、入院でも基礎疾患を持つ人が増えてきました。
 また、溺水、脳炎、重症肺炎、化膿性髄膜炎など集中的な治療が必要な人は、ICU医と小児科医が協力して治療を行っています。