心療内科

特色

 心療内科ではいわゆる“心身症”の患者さんを中心に診ております。
原則として予約診療です。心身症とは、その発症や経過に心理社会的因子が関与している身体疾患を指します。臨床心理士と連携して診療にあたっております。臨床心理士は心療内科外来にある箱庭療法室、プレイルーム、カウンセリングルームで箱庭療法、遊戯療法、カウンセリング、行動療法などの心理療法を担当する他、各診療科からの心理検査・心理療法の依頼にも応じています。
 藤井医長、木村医師が担当する児童・思春期外来は精神科の一領域と位置づけております。

診る機会の多い疾患

 代表的な心身症には白衣高血圧、筋収縮性頭痛、円形脱毛症、首肩こり、毒麻疹、パニック障害、心因性嘔吐、Non Ulcer Dyspepsia、過敏性大腸症候群、心因性頻尿、摂食障害、などがあります。最近は以上の心身症に加えて、小・中・高校生の不登校、青年の引きこも り、適応障害、中高年のうつ病の患者さんの受診が増えています。
うつ病は狭義の心身症には入りませんが、食欲不振、倦怠感、頭痛などの身体症状を伴うことが多く、検査上は異常が無いため、心身症と誤解されて受診され る方が時々あります。重症のうつ病は精神科で治療する必要がありますが、軽症例は心療内科でも加療しています。

児童.思春期外来

 心療内科の初診患者に占める小・中・高校生の割合は約30%になっています。最近はADHDや発達障害、被虐待児の受診も増えています。

  児童精神●外来は藤井医長と小児科外来で主として児童・思春期の精神疾患の診療にあたっていた木村医師が担当しています。 (※藤井医師は水曜:午前・午後、木村医師は土曜:午前)

循環器心身症

 白衣高血圧など循環器心身症を専門としていた飯田医師が、2002年4月より毎月第2木曜日の非常勤となりました。