耳鼻咽喉科

特色

 鼻副鼻腔疾患、中耳疾患、頭頸部外科領域と幅広い範囲に対して外来診療を行い内視鏡、最新の顕微鏡など先端の医療機器を駆使し高度の医療を提供する体制となっています。また内視鏡下鼻内手術、中耳疾患に対する聴力改善手術を中心とし、毎週5-6件の手術が施行されています。術後も早期の退院のための工夫により入院期間の短縮がなされています。

診療内容(耳科手術)

 慢性中耳炎や中耳真珠腫に対する鼓室形成術では、外耳道後壁保存した聴力改善手術をおこなっております。耳硬化症や耳小骨奇形に対するアブミ骨手術、耳 小骨形成術では、これまでの治療成績の評価を行った結果改良した手術法を選択し、難聴の改善が90%以上の症例でみられます。

診療内容(鼻副鼻腔手術)

 当科では経上顎洞的手術はほとんど行っておりません。内視鏡下鼻内副鼻腔手術法と独自の鉗子類により、より安全により確実な手術を行っております。副鼻 腔乳頭腫などの副鼻腔良性腫瘍、副鼻腔嚢胞に対しても内視鏡下鼻内手術で行い、最新のナビゲーションシステムを併用することによって、難治症例に対しても 安全に手術が行えます。

診療内容(喉頭音声手術)

 声帯ポリープやポリープ様声帯に対する手術で、外来手術では困難な症例では全身麻酔下に顕微鏡あるいは内視鏡下喉頭微細手術を行っております。
反回神経麻痺、痙攣性発声障害の方も外科的手術を行う場合があります。

診療内容(頭頸部腫瘍(良性腫瘍))

 主に甲状腺、顎下腺、耳下腺、側頸嚢胞などの良性腫瘍に対して手術的治療を行います。副損傷の発生予防に最大限の努力をするとともに、術後の審美的改善にも心懸けております。

手術・入院実績

適 応 平成20年 平成21年
内視鏡下副鼻腔手術 96 108
鼻中隔弯曲矯正術 36 55
鼓室形成術 17 12
喉頭微細手術 23 29
耳下腺腫瘍手術 10
顎下腺腫瘍手術
アデノイド・扁桃摘出術 44 36
その他 17 14
合計 232(重複あり) 234(重複あり)