泌尿器科

特色

 泌尿器科領域全般を扱っています。特に泌尿器科系癌の外科的治療を中心にしています。上部尿路結石には体外衝撃波治療を行っています。膀胱鏡検査では軟性ファイバーの使用が多くなり、苦痛の少ない検査になりました。当科で信州大学医学部泌尿器科の学外臨床実習も行っています

診療内容(尿路結石)

 腎尿管結石での体外衝撃波砕石術(ESWL)では多くは1泊入院での治療を行っています。サンゴ状結石などの大きな結石では尿管カテーテル留置を治療前に行うことが多く、治療回数も複数回必要で入院日数も増えます。通常の外来を受診してから予約になります。

診療内容(悪性腫瘍)

 腫瘍の進達度と本人の希望に添った治療に心がけています。本人には癌の告知を行います。本人以外への告知は原則的に行いませんので、家族には本人の診察時に同席していただくようにしています。尿路変向が必要な時にはその利点、欠点について良く説明を行い、本人のご希望に添って治療を行っております。

診療内容(前立腺疾患)

 前立腺抗原(PSA)高値例では前立腺生検を行っています。排尿障害のある男性では前立腺特異抗原の測定を行い、高値であれば生検をお勧めしています。前立腺癌早期で70歳以下ならば、前立腺全仝摘手術、ホルモン療法、放射線療法を説明し、治療を本人のご希望に添って行っております。肥大症については薬物療法で改善しないときは経尿道的手術を行います。温熱療法やレーザー療法は行っていません。

診療内容(ストーマ外来)

 尿路変更後のストーマを持つ患者さんのストーマトラブルに対し、毎月第3水曜日午後に皮膚・排泄ケア認定看護師によるストーマ外来を行っています。通常の外来を受診してからの予約になります。

診療内容(副腎疾患)

 内科で高血圧の精査のためCTなどを行った際に副腎腫瘍を指摘されることがあります。

診療内容(不妊症)

 男性不妊症については当科では体外受精を行っていませんので、外科的療法は行っていません。