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佐久総合病院グループは、平成15年4月から、医療事故防止と、医療事故や感染対策に適切に対処する目的で、医療安全管理室を設置しています。
医療安全管理室には、医療安全を推進するための医療安全部門と、感染防止対策を実施するための感染防止対策部門があります。
職員は、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学士、臨床心理士、事務員など、多職種で構成され、それぞれの専門的知識を活かし、医療安全、感染防止、患者安全、職員安全に取り組んでいます。
医療における放射線の利用は、診断や治療に不可欠なものとなっています。
放射線の利用は、受診者に便益をもたらす適切かつ必要なものであり、放射線の使用は、受診者の状態や検査装置に応じて適切に管理して行われます。
それらは、正当化・最適化とよばれるもので医療被ばくが許容される理由とされています。
医療被ばくの最適化のために、国際放射線防護委員会(ICRP)は1996年に、診断参考レベルを利用することを推奨しました。
日本医学放射線学会などの関係学会および団体は、2015年および2020年にX線CTなど放射線を使う医学検査による被ばくを抑える目安となる診断参考レベルを公表しました。
当グループでは診断参考レベルの公表を受けて、X線CT検査による吸収線量を評価しました。
その結果、別表に示すように当グループの線量は、診断参考レベルおよび診断目的を加味し適切であることが確認されました。
また、当グループにおいては組織的に医療放射線安全管理について検討を行い、受診者に対し安心、安全な医療を提供すべく日々の診療業務を行っております。
成人X線CT | CTDIvol(mGy) | DLP(mGy・cm) | CTDIvol【DRL】 | DLP【DRL】 |
---|---|---|---|---|
頭部 | 91.3 | 1708.9 | 77 | 1350 |
胸部 | 13.5 | 489.6 | 13 | 510 |
胸部/腹部/骨盤 | 9.6 | 695.4 | 16 | 1200 |
腹部/骨盤 | 9.4 | 513.3 | 18 | 880 |
肝臓ダイナミック(3相) | 7.4 | 860.4 | 17 | 2100 |
冠動脈 | 22.7 | 560.3 | 66 | 1300 |
成人X線CT | CTDIvol(mGy) | DLP(mGy・cm) | CTDIvol【DRL】 | DLP【DRL】 |
---|---|---|---|---|
頭部 | 52.7 | 1065.5 | 77 | 1350 |
胸部 | 5.9 | 230.3 | 13 | 510 |
胸部/腹部/骨盤 | 5.8 | 420.7 | 16 | 1200 |
腹部/骨盤 | 6 | 321.4 | 18 | 880 |
肝臓ダイナミック(3相) | 5.6 | 651.4 | 17 | 2100 |
冠動脈 | - | - | 66 | 1300 |
成人X線CT | CTDIvol(mGy) | DLP(mGy・cm) | CTDIvol【DRL】 | DLP【DRL】 |
---|---|---|---|---|
頭部 | 76.4 | 1307.6 | 77 | 1350 |
胸部 | 9.8 | 371.5 | 13 | 510 |
胸部/腹部/骨盤 | 9.3 | 614.5 | 16 | 1200 |
腹部/骨盤 | 8.2 | 395.7 | 18 | 880 |
肝臓ダイナミック(3相) | 11.6 | 1037.5 | 17 | 2100 |
冠動脈 | - | - | 66 | 1300 |
当院では3年に一度「厚生連医療アンケート」を実施しています。
2018(平成30)年度のアンケートにご回答くださいました皆さま、ありがとうございました。
当院ではアンケート結果をもとに改善要望の多かった以下の2点につきまして、重点的な取り組んでまいります。
(新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、2021(令和3)年度の調査につきましては実施を見送っている状況です。)
平成30年度に実施しました厚生連医療アンケートにご回答いただきありがとうございました。当院ではアンケート結果をもとに改善要望の多かった以下の2点につきまして、重点的な取り組みを行ってまいります。
担当事務局 総務課
医療機能情報提供制度(医療情報ネット)は、住民・患者による医療機関の適切な選択を支援することを目的として、平成18年の第五次医療法改正により導入されました。
病院等に対し、医療機能に関する情報について都道府県知事への報告を義務づけるとともに、報告を受けた都道府県知事はその情報を住民・患者に対して提供する制度として運用しています。
詳細は下記関連リンクより、ながの医療情報Netをご覧ください。
当院は、患者さん目線の良質な医療を提供するために、医療の現状把握として「一般社団法人National Clinical Database (NCD)」が実施する専門医制度と連携したデータベース事業およびNCDが東京大学医療品質評価学講座から受託して実施する保険請求データ(DPC・レセプトデータ)収集に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当院が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。
何卒趣旨をご理解のうえ、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2015年1月1日以降、当院で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。
NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。
IDと患者さんを結びつける対応表は当院で厳重に管理し、NCDには提供しません。
登録する情報は、それ自体で患者さん個⼈を容易に特定することはできないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
当院およびNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取り扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報の保護に関する法律」、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」など)を遵守しています。
データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。
登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。
データを登録されたくない場合は、登録を拒否することができます。
当院のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当院のスタッフにお知らせください。
なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診療などにおいて患者さんが不利益を被ることは一切ございません。
当院からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当院がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
本事業への参加に関してご質問がある場合は、当院のスタッフにお伝えください。
また、より詳細な情報は下記に掲載されていますので、そちらもご覧ください。
一般社団法人National Clinical Database(NCD)
特定行為とは、あらかじめ医師が定めた手順書に準じて、看護師が診療の補助を行うことです。 看護師による特定行為を実施するメリットは、看護師が医療チームの一員として、患者さんの状態に応じ、タイムリーかつ迅速に適切な医療を提供することにあります。 当院は、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」の特定行為研修機関として指定を受けております。
認定看護師など研修機関の入試に合格した看護師が、厚生労働省省令に基づき実習を行っています。 特定行為研修過程の看護師は、指導医師とともに実習しています。 対象の患者さんには事前に説明を行い、患者さんの安全を確保するとともに指導医師の助言や指導を受けて特定行為実習を行います。説明に同意した後でも、実習を拒否することができます。また、拒否したことを理由に治療および看護上の不利益を被ることはありません。患者さんの個人情報に関しては、適切に管理いたします。
当院では、下記研修を修了した看護師(特定認定看護師)が特定行為を実施しています。 特定行為の詳細は厚生労働省ホームページをご参照ください。
特定認定看護師及び特定行為研修過程の看護師に関するご意見やご質問がありましたら、指導医師や看護師などに直接お尋ねください。また「患者相談窓口」でも対応しています。ご理解とご協力をお願いいたします。