健診における採血
昭和35年より佐久病院内に健康管理部が設置され、農村地域の保健予防活動を推進する部署として、八千穂村の健康管理活動をはじめ、地元町村の要望に応えた、健診・教育活動や生活実態調査などを実施してきました。
この中で特に、八千穂村の「予防は治療に勝る」の成果が注目され、農協婦人部からの ”せめて年一回人間ドック並みの健診を農協主体で実施してほしい” の声に応え、長野厚生連・健康管理センターが開設。そして、昭和48年10月より「集団健康スクリーニング」がスタートしました。平成20年度からは特定健診、特定保健指導に対応した健診も実施しています。
健康管理センター内・自動分析室
JA長野厚生連健康管理センターは血液自動分析装置や、独自に開発した診断ロジックを持つコンピュータなどの最新機器を備え、健診内容の高度化・効率化が図られています。 また、県下の各厚生連病院(北信・篠ノ井・長野松代・新町・安曇・鹿教湯・小諸・富士見・下伊那)健康管理部と連携をとりながら、全県的な健康管理活動を展開しています。
健診会場での問診と血圧測定
高齢化や過疎化が進む今日の農村では、農産物輸入自由化などの問題と相まって、心身の健康不安や自然環境の破壊、農業そのものの後退が一層深刻な状況になっています。
暮らしや健康は一人では守りきれません。みんなの力で守りあうことで可能になることは沢山あります。農協の助け合い運動として取り組む地域ぐるみの健康管理活動が、今、特に重要な意味を持ち、これを支え高めていくことが使命であると考えております。
保健予防活動を通じて、住民が自らの手で、健康な地域づくりを目指し、人間らしく生き生きとした真の農村の再生の進むことが、私どもの願いであります。
集団健康 スクリ-ニング |
◎健診活動 ◎事後指導 ◎地域組織活動 ◎JA職員/事業所健診 |
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各種がん検診 | ◎大腸 ・肺 ・前立腺のがん検診 |
健康教育活動 | ◎佐久地域保健活動 ◎地域組織育成 ◎高齢化対策 ◎母子保健 ◎生活習慣病・ライフスタイル・農業災害等の教育啓蒙活動 |
調査研究活動 | ◎農薬中毒等の農村医学的調査研究 |
保健指導 | ◎特定健診により該当とされた方の特定保健指導 (巡回型・施設型) ※メール、LINEを用いた支援を実施 |