関連施設

佐久東洋医学研究所

概要・治療内容

基本理念

佐久東洋医学研究所は、病めるものとしての患者さんに寄り添い、伝統的な「見立て」と「手当て」の技術で心と体を癒します。そして、地域住民にとっての医療がますます充実するよう、近代医学と伝統医学を融合した統合医療の実現を目指します。

診療内容

針・灸・低周波・遠赤外線・低出力レーザー・徒手療法などを用いた治療を行っています。凝り、痛み、不眠、便通異常などさまざまな症状に対して、東洋医学的な立場から鍼や灸、吸角を組み合わせて治療します。治療時間は約30~70分ほどです。  気の巡りをよくするため、コミュニケーションをとりながら、患者さんがリラックスして癒しの時間を過ごせるよう心掛けています。

鍼(はり)

完全滅菌のディスポーザブル針(使い捨て針)を用い、佐久総合病院の感染予防委員会のもと安全な治療を行っております。

灸(きゅう)

しょうが灸(ダブルで効果もアップ)、ツボ灸(じゎ~っと熱気持ちよい)、透熱灸(チクッと昔ながらのお灸、箱灸(当所オリジナル)などいくつか種類があります。

吸角(きゅうかく)

吸玉で吸引して古血をデトックスすることにより、血流改善効果が期待できます。古血(瘀血)があると赤紫になります。

対象疾患・症状

以下のような病気や身体症状に「鍼」「灸」が有効です。

神経系疾患 ◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動器系疾患 ◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折・打撲・むちうち・捻挫)・腱鞘炎・関節炎
循環器系疾患 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患 気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍 ・痔疾
代謝内分泌疾患 バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖・泌尿器系疾患 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え症・血の道・不妊
耳鼻咽喉科疾患 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・扁桃炎
眼科系疾患 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹 ・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

上記はWHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気です。
◎に関しては、医師の「同意書」があれば、保険(療養費)適応となります。

診療費用について

下記①②両方の要件を満たす場合のみ、健康保険の給付対象となります。

  1. 保険対象となる傷病であること……神経痛/リウマチ/五十肩/頚腕症候群/腰痛症/頸椎捻挫後遺症
  2. 医師がはり・きゅうの施術について同意していること…医師による適当な治療手段がなく(医療機関において治療を行い、その結果、治療の効果が現れなかった場合など)、はり・きゅうの施術を受けることを医師が認める場合です。