【骨盤底筋訓練】女性の尿漏れ・骨盤臓器脱の予防・改善(女性泌尿器科)

骨盤底の緩み

女性の骨盤底を支える骨盤底筋は、出産や加齢によってダメージを受けやすく、体重増加や腹圧の加わる動作などによってさらに弱ることが分かっています。
その結果、咳やくしゃみで尿が漏れたり(腹圧性尿失禁)、トイレまであと一歩の我慢ができずに尿が漏れたり(切迫性尿失禁)、腟から膀胱や子宮がはみ出してきたり(骨盤臓器脱)と、日常生活に支障をきたしやすくなります。

佐久総合病院(本院)の女性泌尿器科では、主に骨盤底筋の緩みが原因となる前述の疾患を診療しています。
治療には行動療法や保存療法、薬物療法、手術療法などがありますが、軽度の症状や予防には骨盤底筋訓練(体操)が有効だといわれています。
 

骨盤底筋訓練

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骨盤底筋訓練は、次の4つの工程の繰り返しです。
①リラックスした体勢でおならを我慢するように肛門を締める、②尿を我慢するように尿道や腟も一緒に締める、③ファスナーを閉めるように骨盤底筋全体を持ちあげる、④5~10秒維持する。

■医師からひと言
骨盤底筋訓練は、インターネットや書籍などの各種メディアによって広く知られるようになり、ご自身で行う方も増えてきました。
しかし診察時に確認すると、上手に骨盤底筋を動かせている人は残念ながらごく少数でした。
もっとも、骨盤底筋は普段意識して使う筋肉ではないうえに、骨盤底筋の弱い方がご自身の感覚で締めることはかなり難しいことです。
そのため、お腹、足、腰などに力が入ってしまい、上手にできなくなります。
誤った訓練は症状の悪化につながることもあるため、正しくできているか不安な方は専門の指導をおすすめします。
 

骨盤底リハビリ外来

骨盤底リハビリ外来では、骨盤底筋トレーニングの研修を受けた女性理学療法士が、患者さん個人に合わせて骨盤底筋の正しい収縮を得られるよう個別指導を行なっています。

1回の指導は40分で、通院は月1回程度です。
個々の習得状況によって指導回数が変わってきます。
現在のところ保険適用外のため、40分あたり3,850円(税込)のご負担が必要になります。
また、治療が必要な泌尿器系疾患が隠れていないかを確認するため、初回の指導を行う前に、泌尿器科あるいは女性泌尿器科で医師の診察を受けていただく必要があります(他院でもかまいません)。
 

骨盤底筋訓練を受けたい方

骨盤底筋訓練は、佐久総合病院(本院)の女性泌尿器科で行なっております(予約制)。
希望される方は以下からお問い合わせをいただければと思います。

■骨盤底リハビリ外来 診療日
佐久総合病院(本院) 第1・3・5金曜日 午後

■予約・お問い合わせ
佐久総合病院(本院) 泌尿器科外来
月〜金曜日(祝日を除く)  15~17時
TEL:0267-82-3131(代表)