呼吸器

特色

 総合病院の特色を活かし、呼吸器外科、放射線科、病理、集中治療室、総合診療科、など関係部門と連携をはかり、幅広く変化に富む呼吸器疾患に常に素早く対応できるように努めています。

クリニカルパス

診療内容(COPDをはじめとする慢性呼吸器疾患)

 100名以上の在宅酸素療法患者を診療しています。
 在宅NPPV(非挿管人工呼吸)も行っています。

診療内容(喘息)

 吸入ステロイド薬を用いた治療。ピークフローメーターによる自己管理などを行っています。

診療内容(呼吸器感染症)

 外来治療からICUまで、重症度に応じた治療を行っています。喀痰グラム染色による起因菌診断を積極的に行っています。

診療内容(間質性肺疾患)

 特発性肺線維症などの治療の困難な疾患が多いですが、BOOPや好酸球性肺炎など、適切な診断と治療によって良好な経過が得られるものもあります。当科では、気管支肺胞洗浄や経気管支肺生検、胸腔鏡手術肺生検などを行って診断を検討し治療を行っています。

診療内容(睡眠時無呼吸症候群・OSAS)

 自宅で検査の行える簡易睡眠呼吸検査(簡易PSG)と、1泊入院で検査を行う終夜睡眠ポリグラフイー(精密PSG)を組み合わせて診断を行っています。中等症から重症のOSAS患者様には在宅CPAP治療を推奨しています。在宅CPAPは1泊入院で導入しています。在宅CPAP治療が軌道にのった患者様の継続治療はできる限り、近隣のかかりつけ医にお願いしています。軽症例には、歯科による口腔内装具(マウスピース)による治療も行っています。

診療内容(肺癌)

 気管支鏡や経皮針生検による診断、各種画像診断による評価を行います。呼吸器外科による手術治療、化学療法、放射線治療、緩和ケアを行います。通院による抗癌剤治療も行っています。

診療内容(人工呼吸治療)

 ARDS、重症肺炎などの急性呼吸不全の人工呼吸治療を行っています。鼻マスク、フェイスマスクを用いた、非挿管人工呼吸も手がけており、疾患によっては気管挿管を行わないで人工呼吸を行えます。