乳腺外科
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診療内容
特色
一人ひとりにとって何が大切であるかをいっしょに考えながら、適切な治療(標準的治療、新しい治療)について十分な時間をかけて説明して、御本人の気持ちをもとに治療方針を決めています。
診療内容
基本的な検査である超音波検査とマンモグラフィはすべて女性技士が検査を行います。読影は資格を持った医師がモニターを用いたデジタルマンモグラフィで診断します。
生検には確実性が高いマンモトーム生検を多用し、楽な姿勢で検査が受けられる腹臥位式のマンモトーム装置を用いています。
手術においてはセンチネルリンパ節生検が安全で、良好な成績になっています。センチネルリンパ節の同定率は99.7%であり、転移陰性で生検で終了した場合の腋窩再発率は5年で0%、10年で2.0%でした。転移の診断には小さな転移も診断できるオスナ法を用いています。乳房再建を希望される場合は、保険で受けることができるティッシュエキスパンダー、インプラント(シリコン製の人工乳房)を使用して、乳房再建専門の医師が行っています。医療用のタトゥー(刺青)を使う乳頭の再建も可能です。
化学療法は再発を減らす、あるいは再発を治療する重要な治療ですが、難しい症例はがん研有明病院化学療法科にコンサルタントして決めています。専用の治療室(通院治療センター)で認定薬剤師、認定看護師のもとで安全に行われています。
チーム医療の面では乳がん看護認定看護師がコーディネーターの役割を果たし、多職種が専門を活かしながら、患者さんを中心に診療を行っています。遺伝カウンセラーによる遺伝性乳がんに対するカウンセリング、診療にも取り組んでいます。また患者会とも連携を取りながら、治療中、治療後のサポートを行っています。本院の診療について
紹介のない方の初診はまず本院で受けます。医療センターと同じように超音波検査、マンモグラフィを受けることができます。
乳腺専門医も診療しますが、他の外科医が診療する日もあります。その場合にはカルテ、検査は乳腺専門医が後でチェックします。
乳がんでない場合の定期検診も基本的に本院で行います。