甲状腺外科
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診療内容
特色
甲状腺の病気は、市町村の健診、人間ドック、他疾患の全身精査目的で行なった頸部超音波、CT、PETなどで発見されることが多くなっています。当科では、主に腫瘤性病変に対し、細胞診を行い良悪性の診断をし、適切な治療を行なっていきたいと思っています。
診療内容
■ 甲状腺、副甲状腺外来
甲状腺、副甲状腺外来は火・金曜日に行ないます。超音波検査で悪性が疑われる場合や、腫瘍径が大きい場合には、細胞診をし、良悪性の診断を行ないます。
■ 甲状腺良性腫瘍
甲状腺の良性腫瘍には、腺腫様甲状腺腫、嚢胞、濾胞腺腫などがあります。良性腫瘍であれば基本的には手術は必要ありませんが、腫瘍径が大きく、呼吸苦や圧迫感など症状の出現、縦隔内への突出、美容上の点から手術を行なうことがあります。また、濾胞腺腫は細胞診だけでは濾胞癌との鑑別診断をつけることが難しいため、悪性が否定できない場合は手術を行ない、病理組織診断にて良悪性の診断を行なっています。
■ 甲状腺悪性腫瘍
甲状腺悪性腫瘍には、乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、悪性リンパ腫、未分化癌などがあります。
多くの場合、術前の細胞診で診断がつきますが、濾胞癌は術後に診断されることが多いです。甲状腺悪性腫瘍の90%近くは乳頭癌で、化学療法はなく基本的な治療は手術になります。乳頭癌はおとなしく緩徐に進行する癌ですが、リンパ節へは高頻度に転移を起こすため、手術は腫瘍の切除と周囲のリンパ節郭清が基本となります。また、腫瘍径が5mm以下の腫瘍では経過観察を行なうことがあります。
■ 副甲状腺腫
副甲状腺は甲状腺の背側に通常4つ存在します。1つのみが腫大することもありますが、透析を行なっている場合や他の内分泌疾患を合併する場合、4つとも腫大することがあります。
1つの腫大のみの場合は、腫大した副甲状腺を摘出します。4つとも腫大している場合は、すべてを摘出し、その一部を前腕の筋肉内に移植してきます。診療内容(甲状腺良性腫瘍)
甲状腺の良性腫瘍には、腺腫様甲状腺腫、嚢胞、濾胞腺腫などがあります。良性腫瘍であれば基本的には手術は必要ありませんが、腫瘍径が大きく、呼吸苦や圧迫感など症状の出現、縦隔内への突出、美容上の点から手術を行うことがあります。
また、濾胞腺腫は細胞診だけでは濾胞癌との鑑別診断をつけることが難しいため、悪性が否定できない場合は手術を行い、病理組織診断にて良悪性の診断を行っています。
診療内容(甲状腺悪性腫瘍)
甲状腺の良性腫瘍には、腺腫様甲状腺腫、嚢胞、濾胞腺腫などがあります。良性腫瘍であれば基本的には手術は必要ありませんが、腫瘍径が大きく、呼吸苦や圧迫感など症状の出現、縦隔内への突出、美容上の点から手術を行うことがあります。
また、濾胞腺腫は細胞診だけでは濾胞癌との鑑別診断をつけることが難しいため、悪性が否定できない場合は手術を行い、病理組織診断にて良悪性の診断を行っています。
診療内容(副甲状腺腫)
副甲状腺は甲状腺の背側に通常4つ存在します。1つのみが腫大することもありますが、透析を行っている場合や他の内分泌疾患を合併する場合、4つとも腫大することがあります。
1つの腫大のみの場合は、腫大した副甲状腺を摘出します。4つとも腫大している場合は、すべてを摘出し、その一部を前腕の筋肉内に移植してきます。