整形外科
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診療内容
特色
麻痺を有する脊椎疾患や重度外傷など、緊急性と重症度の高い患者さんの治療が行えるよう、人員と設備、技術を整えています。一般的な外傷や疾患についても最新技術の習得に努め、より安全で侵襲の少ない手術を実施して、早期に社会生活に復帰できるようサポートいたします。
診療内容
●脊椎疾患
頚髄症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの変性疾患の治療を中心に脊椎疾患全般にわたる診療をしています。椎間板ヘルニア摘出手術・バルーン式椎体形成術(BKP)などの治療法を導入する一方、坐骨神経痛や頚部神経根症に対する各種の神経ブロック治療、骨粗鬆症の治療にも力を入れています。従来は脊椎の手術は大手術とされていましたが、大部分の脊椎手術では手術後1~2日で座位・歩行ができ、入院期間も、手術してから2~3週間と短くなっています。また、ナビゲーション術中CT脊髄モニタリング装置を用いたより安全な手術を行なっています。脊椎外科専門医が複数人体制で診療しておりますので、より一層の手厚い加療が可能となっています。
●上肢疾患
骨折、脱臼、腱断裂、神経断裂などの怪我に対しては必要な手術を迅速に行うとともに、患者さんの生活や必要性に応じた保存療法にも力を入れています。神経断裂・腱断裂や絞扼性神経障害、手指変形性関節症など専門医の加療が望ましい場合には日本手外科学会認定専門医が対応します。
●関節外科
股関節外科医が毎週火曜日と隔週の金曜日、膝関節外科医が月に1~2回外来診療を行い、人工関節や関節鏡手術も行なっております。また、2021年4月からは膝関節の専門医が常勤で加わりました。
●外傷
当院は3次救急に対応しており、他科と連携し、軽症例から重症例まで幅広く受け入れています。整形外科医が常時2名以上待機の体制をとり、夜間・休日の開放骨折・脊髄損傷・多発外傷にも迅速に対応できるようになっており、手術室・麻酔科医の協力のもと、必要に応じて緊急手術を行なっています。また、大学から重度外傷専門医を招聘して指導を受けています。
高齢者の大腿骨骨折に関しては、低侵襲手術を積極的に取り入れ、術後早期の日常生活への復帰に努めています。合併症のある患者さんに対しては、他科のサポートのもと、できるだけ安全に早期手術・早期リハビリを行い、安静期間を最短として合併症の発生防止に努めています。