診療科の特色
佐久医療センターでは、他に重篤な疾患をお持ちの方や、1型糖尿病などの血糖コントロールが困難な方、あるいは内分泌疾患の診断および治療を先進的に行なっています。
診断および治療方針が決定し、状態が落ち着いた患者さんにつきましては、本院への紹介をお願いする場合があります。
認定施設
【日本糖尿病学会 認定教育施設Ⅰ】
診療内容
糖尿病
佐久医療センターでは、全入院患者の3割程度の方が糖尿病を合併しています。糖尿病の方が手術や外傷、他の重篤な疾患で入院されると、入院中の糖尿病診療は、ほとんどの場合私たちが担当します。予定手術の場合は、予め入退院初診外来にご紹介いただいています。充分な準備を行なった上で安心して手術が受けられるよう、コントロール状況によっては治療担当科の指示より早期に入院していただくことがございます。
外来診療は1型糖尿病をはじめとする専門診療が必要なケースや、各種合併症を有する難治症例を中心に診療を行なっております。インスリンポンプ(ミニメド640G・670G、テルモMEDISAFE WITH)、CGM (ガーディアンコネクト、Dexcom G6)、FGM(Freestyle リブレ)など先端の医療機器も使用しており、より高度な糖尿病診療を行なっています(対象者のみ)。安定した通常の糖尿病に関しては本院で診療させていただくことがございます。
連携パス(SDNet地域連携パス)外来を第2土曜日に行なっています。詳細は「糖尿病教育とSDNet地域連携パス」のタブをご参照ください。
また、糖尿病教室も行なっていますので、ぜひご活用くださいますようよろしくお願いいたします。詳細は「糖尿病教育とSDNet地域連携パス」のタブをご参照ください。
内分泌疾患
内分泌疾患の診断、治療は主に佐久医療センターで行なっています。
甲状腺疾患の中では、疾患の緊急度から甲状腺機能亢進症(いわゆるバセドウ病)に対する診療が主体となっています。甲状腺機能低下症(いわゆる橋本病)は、場合により本院での診療をお願いする可能性がございます。その他下垂体、副甲状腺、副腎につきましても当科が主体となり診断、治療を行います。
診療内容
糖尿病教育
糖尿病教室について
①外来糖尿病教室
3カ月に1回主に講演会形式や体験型の外来糖尿病教室を行なっています。
しかし、COVID-19感染拡大に伴い、現時点で今年度の糖尿病教室は中止しております。現在、感染拡大防止を徹底した内容でご参加戴けるプログラムを作成中です。また社会情勢などを鑑みながら、今後年度途中でも再開を考えております。最新の情報に関しましては、下記お問い合わせ窓口にお問い合わせいただくかホームページにてご確認をお願いいたします。
問い合わせ先 佐久医療センター入退院支援室 0267-88-7204(直通)
②入院糖尿病教室
主に第1または第3週のどちらかで入院糖尿病教育を行なっていますがCOVID-19感染拡大に伴い参加いただく患者さんの数を制限しております。月曜日~金曜日の1週間で下記スケジュールのもと糖尿病の病状把握、各種講義、療養支援などを行います。
参加希望の方、またはご紹介戴けるかかりつけ医の先生方は先ず当院入退院支援室0267-88-7204(直通)にご連絡をお願いします。
2022年教育入院スケジュール(患者さん用).pdf(93.1KB)
SDNet地域連携パス
●SDNet(佐久平糖尿病ネットワーク)地域連携パスとは
SDNet(佐久平糖尿病ネットワーク)は、2004年に「佐久平地域から糖尿病で苦しむ患者を出さない」をスローガンに、病院と診療所の医師の連携を目的として佐久医師会内に発足しました。この活動の一つとして、「SDNet地域連携パス」が誕生しました。これは糖尿病の診療を、開業医の先生方と基幹病院の専門医師が一緒に行う方法です。2つの医療機関がルールを作って、糖尿病の治療をよりよく効率的に行えるようSDNet地域連携パスが2008年1月より佐久医師会で運用を開始し、2009年度より小諸北佐久医師会、2011年度より上田医師会での使用も始まり、現在は東信地区の全域で活用できる状態となっています。
現在、浅間総合病院、千曲病院、小諸厚生総合病院、佐久医療センターを基幹病院として、地域の医療機関(かかりつけ医)との診療連携を行なっております。
2つの連携パス
【 連携パス(1) 】
かかりつけ医と基幹病院を一定の間隔で両方を受診する形式です。つまり、主治医が2人になると考えていただければ良いかと思います。合併症が軽度で、コントロールが安定している方が対象となります。主な治療はかかりつけ医の先生へお願いし、病院への受診は原則として6カ月に1回となります。
コントロール安定の目安は “HbA1c(NGSP) 8%未満” としていますが、それ以上の場合でもご希望があれば主治医とご相談ください。
病院に受診した際には、かかりつけの先生ではできないような画像検査を行い、合併症の早期診断を行うよう心がけています。
なお、佐久医療センターでは2016年度よりSDNet連携パス外来を開設し、第2土曜日に行なっています。土曜日なら休みで病院に行けるという方は、ぜひご利用ください。
【 連携パス(2) 】
コントロールがうまくいかない方は、糖尿病教育入院はいかがでしょう。かかりつけ医の先生から、基幹病院に紹介してもらうことが必要です。基幹病院で入院治療を行い、コントロールが落ち着いたら、再びかかりつけ医の先生へ紹介させていただきます。
教育入院が原則となりますので、入院に同意できる方が対象となります。教育入院は現在佐久医療センターで行なっています。詳細は 「入院糖尿病教室」 をご参照ください。
なお、この連携パス(2)の後に、連携パス(1)を続けて使用することも可能です。
SDNet連携パスに関するお問い合わせは、佐久総合病院本院・地域医療連携室にお願いします。
問い合わせ:0267-82-3131(代表)
糖尿病、妊娠糖尿病、内分泌(下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎)疾患
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部長
堀込 充章専門分野 代謝
循環器
糖尿病取得資格 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会 専門医・臨床研修指導医
日本循環器学会 専門医
日本病態栄養学会 専門医
日本医師会認定産業医
NSTコーディネーター
医学博士所属学会 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本循環器学会
日本病態栄養学会
日本心臓病学会
日本心不全学会
日本糖尿病合併症学会 -
糖尿病・内分泌内科副部長/遺伝診療科医師
渡邉 琢也専門分野 代謝・内分泌
甲状腺取得資格 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会 専門医
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医(内科)
日本肥満学会 肥満症特例指導医
医学博士所属学会 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本内分泌学会
日本甲状腺学会
日本神経内分泌学会
日本肥満学会 -
医長
高見澤 哲也専門分野 代謝・内分泌
甲状腺取得資格 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
医学博士所属学会 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本内分泌学会
日本甲状腺学会
日本間脳下垂体腫瘍学会 -
医長
天満 雄一専門分野 代謝・内分泌
糖尿病取得資格 日本内科学会 認定内科医
公衆衛生学修士所属学会 日本内科学会
日本糖尿病学会
糖尿病・内分泌内科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 |
天満雄一
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高見澤哲也
渡邉琢也
|
高見澤哲也
|
堀込充章
天満雄一
|
堀込充章
渡邉琢也
(第2・4) |
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午後 |
天満雄一
|
服部佑亮
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2021年度 佐久医療センター入院患者の当科併診件数
概ね1カ月50人程度の入院患者さんの糖尿病・内分泌疾患の診療を行なっています。
診療科 | 人数 | 診療科 | 人数 |
---|---|---|---|
心臓血管外科 | 27人 | 泌尿器科 | 29人 |
脳神経外科 | 54人 | 救命救急 | 25人 |
整形外科 | 79人 | 循環器内科 | 41人 |
形成外科 | 22人 | 腎臓内科 | 31人 |
耳鼻咽喉科 | 24人 | 消化器内科 | 23人 |
産婦人科 | 49人 | 呼吸器内科 | 41人 |
消化器外科 | 122人 | 腫瘍内科 | 15人 |
呼吸器外科 | 20人 | 内視鏡内科 | 2人 |
乳腺外科 | 9人 | 血液内科 | 40人 |
合計 | 653人 |
紹介時のお願い
通常のご紹介
各曜日に新患外来を用意していますので当院連携室にご確認ください。ただし、外来治療の安定した患者さん(たとえば診断のついている患者さんの転居に伴う転医など)に関しては本院で対応させていただく場合がありますので、地域医療連携室にご確認をお願いいたします。
緊急時のご紹介
高血糖で意識障害を伴う場合、あるいは甲状腺や副腎皮質ホルモンの著明な分泌異常(いわゆるクリーゼ)などは、本院ではなくICUのある佐久医療センターへご紹介ください。
受診について
佐久医療センターは紹介型・
予約制の病院です。
ご本人ではなく、かかりつけ医を通じ、事前に紹介状を送ってください。
診療日
- 平日 8:30~17:00
休診日
土曜日・日曜日・祝日・年末年始