診療科の特色
平成26年3月から佐久総合病院小児科は、本院と佐久医療センターに分かれて診療を行っています。佐久医療センターでは、入院と外来診療を行っています。入院が必要なお子さんを、24時間体制で受け入れをしています。外来診療は、紹介外来と専門外来からなっています。
また、周産期母子医療センターが産婦人科と小児科の協力で立ち上がり、病気のある赤ちゃんの治療を24時間体制で行う新生児集中治療室(NICU)ができました。いっそう充実した新生児医療を提供します。
一方地域の中で子どもたちの成長を支援していくために、これまで行ってきた地域保健活動も継続していきます。
診療内容
佐久医療センター小児科診療は、4つの柱があります。
1.外来診療(紹介外来、専門外来)、2.入院診療、3.周産期医療、4.地域保健活動
外来診療
紹介/再診外来(平日午前・午後対応、予約制、当日受付可)
かかりつけの医療機関から紹介していただいたお子さんの診療を行います。また、当センター・本院へ定期通院中のお子さんで、具合が悪くなったときの対応も行います。電話でご相談ください。
専門外来(予約制)
内分泌外来、神経外来、新生児外来、アレルギー外来、循環器外来、腎臓外来、乳児健診、予防接種外来があります。
(詳細は診療内容をご覧ください)
入院診療
入院は本院では行っておらず、佐久医療センターのみとなっています。
他施設から紹介されたお子さん、本院・当センターへ通院中で入院が必要とされたお子さん、救急車で来院され入院が必要とされたお子さんが対象となります。24時間体制で受け入れます。平成26年度から食物アレルギーの負荷試験や腎生検を行っています。
周産期医療
新生児集中治療室(6床)と治療回復室(6床)を開設し、病気の赤ちゃんの治療を集中的に行います。産科と小児科チームで、病気のあるお母さんと赤ちゃんの受け入れを24時間体制で行います。小児科医が日当直をして対応しています。
地域保健活動
佐久市と南佐久郡の乳幼児検診(4カ月、10カ月、1歳半、3歳)、保育園健診、予防接種、学校検診へ出張しています。また、小学校・中学校の学校保健委員会へも参加し、保護者や学校関係者と一緒に勉強会を行っています。
子どもたちは地域の中で育っていくという考えのもと、地域で子どもたちを支えてくれる人たちとのネットワークを大切にしています。また、毎年行われる病院祭へ一緒に参加をしてもらっています。毎年、外部から講師を招いて、障がいをもったご家族と当院医療スタッフの交流会も行っています。
救急外来について
佐久医療センターの小児救急外来は、重症な患者さんの診療を担当します。
日中については、症状が軽いときにはかかりつけ医にご相談してください。
佐久総合病院(本院、佐久医療センター)をかかりつけの患者さんで、夜間や休日など時間外に具合が悪くなったときには、佐久医療センター救急外来にご相談してください。
(佐久医療センター電話番号:0267-62-8181)
時間外の救急外来受診について、平成26年2月に佐久市広報でお知らせされているとおり、軽い場合には浅間総合病院に設置されている佐久地域平日夜間急病診療センター、休日は佐久地域休日小児科急病診療センターを受診することになっています。(広報誌 佐久市ホームページ、平成26年2月号)
呼吸が苦しい時、意識が低下している時、痙攣が続いている時など救急車で受診する場合には、佐久医療センターを受診してください。小児科当直医が診察します。本院では、申し訳ありませんが、救急車で搬送される小児救急患者さんの対応はできません。
- 内分泌疾患―低身長、甲状腺の病気、思春期早発など
- 代謝疾患―糖尿病、肥満、高脂血性など
- 神経発達疾患―熱性けいれん、てんかん、言葉の遅れ、運動発達の遅れなど
- 新生児疾患―病気を持って生まれた赤ちゃん、未熟児など
- 循環器疾患―先天性心疾患や川崎病、心電図検診の精査
- アレルギー疾患―気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、花粉症など。食物アレルギーの負荷試験を入院で行っています
- 腎臓疾患―ネフローゼ症候群、水腎症、尿路感染症、血尿や蛋白尿の精査、学校検での精査。腎生検を入院で行っています
- 感染症―肺炎、胃腸炎、尿路感染症、その他ウイルス感染症など
- 予防接種
- 乳児健診
-
部長
依田 達也専門分野 小児科
周産期医学(新生児)取得資格 日本小児科学会 専門医
日本周産期・新生児医学会 周産期(新生児)専門医・指導医・新生児蘇生法専門コースインストラクター
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター
身体障害者福祉法15条指定医所属学会 日本小児科学会
日本周産期・新生児医学会
日本新生児成育医学会
日本感染症学会
日本小児感染症学会
日本環境感染学会
長野県母子衛生学会 -
部長
中沢 孝行専門分野 小児科
アレルギー・免疫取得資格 日本小児科学会 専門医
日本アレルギー学会 専門医
NCPRプロバイダー
医学博士所属学会 日本小児科学会
日本アレルギー学会
日本小児臨床アレルギー学会
日本小児アレルギー学会
日本小児リウマチ学会
日本小児救急医学会
食物アレルギー研究会 -
副部長
蓮見 純平専門分野 小児科
小児感染症取得資格 日本小児科学会 専門医・認定小児科指導医
日本感染症学会 専門医
PALSプロバイダー
NCPRプロバイダー
ICD所属学会 日本小児科学会
日本感染症学会
日本小児感染症学会
日本臨床栄養代謝学会
日本国際保健医療学会 -
医長
細谷 まち子専門分野 小児科
小児神経取得資格 日本小児科学会 専門医・認定小児科指導医
日本小児神経学会 専門医
身体障害者福祉法15条指定医
産科医療補償制度診断協力医
医学博士所属学会 日本小児科学会
日本小児神経学会
日本児童青年精神医学会
日本てんかん学会 -
医長
坂本 昌彦専門分野 小児科
渡航医学
小児救急取得資格 日本小児科学会 専門医・認定小児科指導医
熱帯医学ディプロマ
PALSインストラクター所属学会 日本小児科学会
日本国際保健医療学会
日本渡航医学会
日本小児救急医学会
日本国際小児保健学会 -
医長
山本 歩専門分野 小児科
取得資格 日本小児科学会 専門医
NCPRプロバイダー(新生児蘇生専門コース)
国際認定ラクテーションコンサルタント所属学会 日本小児科学会
日本小児神経学会
日本児童青年精神医学会 -
医長
重田 大輔専門分野 小児科
アレルギー取得資格 日本小児科学会 専門医
日本アレルギー学会 専門医所属学会 日本小児科学会
日本アレルギー学会
日本小児アレルギー学会
食物アレルギー研究会 -
医長
荻原 美紀専門分野 小児科
取得資格 日本小児科学会 専門医
NCPRプロバイダー(新生児蘇生専門コース)
身体障害者福祉法15条指定医
子どもの心相談医所属学会 日本小児科学会
日本小児科医会
日本小児内分泌学会
日本児童青年精神医学会 -
医師
小川 奈緒美専門分野 小児科
所属学会 日本小児科学会
-
医師
浅井 大介 -
医師
高橋 一誠専門分野 小児科
所属学会 日本小児科学会
卒業年 2021年
小児科
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 |
荻原美紀
坂本昌彦
新患紹介
|
清水隆
重田大輔
新患紹介
|
依田達也
中沢孝行
小川奈緒美
(第1・3・5) 新患紹介
|
蓮見純平
荻原美紀
(第2・4) 山本歩
(第1・2・4・5) 新患紹介
|
坂本昌彦
(第1・3・5) 八木久子
(アレルギー第2・4) 新患紹介
|
|
午後 |
予防接種
新患紹介
|
細谷まち子 重田大輔 新患紹介 |
依田達也 清水隆 中沢孝行 新患紹介 |
乳児検診
新患紹介
|
蓮見純平
八木久子
(アレルギー第2・4) 新患紹介
|
実績
2023年度 | 2022年度 | |
---|---|---|
外来初診患者数 | 1,664 | 1,718 |
新入院患者数 | 839 | 658 |
DPCデータ(入院患者さんが入院期間全体を通じて治療した傷病のうち、最も「人的・物的医療資源を投入した傷病名」です)
主要疾患 | 件数 |
---|---|
妊娠期間短縮、低出生に関連する障害 | 221 |
食物アレルギー | 180 |
気管支喘息 | 64 |
ウイルス性腸炎 | 63 |
肺炎など | 60 |
インフルエンザ、ウイルス性肺炎 | 58 |
上気道炎 | 38 |
喘息 | 31 |
てんかん | 26 |
その他の感染症 | 23 |
川崎病 | 20 |
腎臓または尿路の感染症 | 20 |
慢性けいれん | 18 |
膿皮症 | 11 |
7 | |
精神及び行動の障害 | 5 |
下垂体機能低下症 | 5 |
その他 | 39 |
計 | 872 |
紹介時のお願い
- 入院が必要なお子さんや専門的な診察が必要なお子さんは、佐久医療センターへ紹介をお願いします。
- 乳児健診、学校健診、心臓検診、学校検尿異常などの精査も、佐久医療センターへ紹介をお願いします。
- 入院が必要な小児・新生児や、緊急な診療が必要な場合は、24時間体制で小児科医が佐久医療センターで対応をします。お困りの場合には、いつでも佐久医療センターへご紹介ください。
受診について
佐久医療センターは紹介型・
予約制の病院です。
ご本人ではなく、かかりつけ医を通じ、事前に紹介状を送ってください。
診療日
- 平日 8:30~17:00
休診日
土曜日・日曜日・祝日・年末年始