呼吸器外科
-
診療内容
特色
肺がんを主な対象疾患としていますが、転移性肺腫瘍、自然気胸・縦隔腫瘍など呼吸器外科疾患全般を取り扱っています。手術を必要として紹介された患者さんは、原則として2週間以内に手術するようにしています。
診療内容
肺がんでは、肺葉切除とリンパ節郭清を標準術式としていますが、縮小手術、拡大手術、気管支形成手術なども行っています。Ⅰ期、Ⅱ期、ⅢA期を主な手術対象としていますが、根治性のある場合には、ⅢB期も手術しています。術前/術後補助化学療法や放射線治療と組み合わせた集学的治療も行います。80歳以上の超高齢者の手術も積極的に行っており、年間20例前後の件数があります。また、肺がん手術の約9割は胸腔鏡手術を行って侵襲の軽減に努めています。肺がん症例のほぼ全例に病名を告知して、本人の了解と納得のもとに手術するように心がけています。
肺がん以外の症例でも、原則胸腔鏡を用いた術式を選択して、患者さんの負担軽減に努めています。自然気胸、縦隔腫瘍、転移性肺腫瘍、膿胸などの約9割が胸腔鏡下の手術で行われています。
手術後の疼痛管理として持続硬膜外麻酔を用いて、可能な限り疼痛を軽減するように心がけています。2019年4月1日更新